メタじいの日常

気が付けば後期高齢者です。孫が6人にもなりました。会うたびに大きくなるのでたのしみです。

愛と希望と勇気を・・

 南極大陸から


2021年1月14日(木 


起床 5時36分  気温 -1℃  降水量 0mm  湿度 76% 
天気予報  日差しが届き冬の晴天  昼間は日差しの温もり  
最高気温 12℃ 風 1m  朝晩冷え込むので防寒を 


小寒(しょうかん)
  小寒とは、寒さが極まるやや手前のころのこと。
  寒の入りを迎え、立春になる寒の明けまでの約一か月が寒の内です。
       新暦 1月5日~1月19日
 次候  水泉動(すいせんうごく) 新暦 1月10日~1月14日
  地中では凍っていた泉が動きはじめるころ。
  十日まで供えた鏡餅は、十一日に鏡開きをします。



今朝 7時25分 撮影 西の空  雲のないスッキリした青空
日の出 6時59分   日の入 17時01分 


5時36分にトイレへ起きたが、寒いのでまず石油ストーブに点火する。


昨夜は、早めに寝たので寝起きもいい。


ストーブも温かくなってきたのでゆっくりと着替える。


防寒用のジャンバーを着て、パソコンを立ち上げニュースやブログめぐりなどをする。


そろそろ日の出の時間が来たので、カーテン越しに庭を覗くと、庭は霜で白くなっている。
昨夜も放射冷却で夜は冷えていたのだろう。
まだ太陽は顔を出していない。
東の空には、雲が立ち込め山際がほんのりと明るい。


庭木には霜がいっぱい降りている。

 ナンテン


今日は、午前中に「足ツボ治療」の予約がしてあるので出かけます。


さて「今日は何の日」かというと、1月14日は、「愛と希望と勇気の日」でした。
誰がこの名称にしたのか不明だそうですが、1959年(昭和34年)の1月14日、南極観測船「宗谷」の一行が昭和基地に着いたとき、その前年、心ならずも置き去りにしたカラフト犬タロとジロが生きているのを発見したときから、このようにいわれるようになったそうです。
この2頭の犬の勇気をたたえ、生きることへの希望と愛することの大切さを忘れないために制定されたということです。(日本記念日協会)
このタロとジロの話は、メタじいも高校生の時に聞いた覚えがありますが、本当のところはよく知りませんでした。
今回、「今日は何の日」で調べているうちにこの物語を改めて知りました。
この物語の舞台となる南極第一次越冬隊が昭和基地を建設し、初の越冬に挑んだのは1957年(昭和32年)2月のことでした。

  南極観測船「宗谷」


そして、翌年、交代で昭和基地に来るはずであった第二次越冬隊が悪天候にはばまれ越冬を断念したことにより、15頭のカラフト犬が南極に取り残されることとなってしまいました。
そしてさらにその翌年1959年、南極に渡った第三次越冬隊が生き残った2頭のカラフト犬タロとジロを発見する物語でした。
この犬は、すぐに来るはずの第二次越冬隊でソリをひかせる使役のために首輪でワイヤーロープにつながれたまま置いていかれた犬たちでした。

  訓練中の犬ソリ

15頭のうち7頭はつながれたまま餓死し、雪と氷に埋もれた遺体となって発見されました。
首輪から抜けた8頭のうち6頭は行方不明、昭和基地にいつづけた2頭がタロとジロの兄弟でした。

 タロとジロの銅像

  ※この銅像は、名古屋市港区のガーデンふ頭に設置されているそうです。


まったく言うことも聞かず、闇雲に走りまわった『暴れん坊でケンカ好きの犬たち』を訓練し、日々の世話をし、共に南極大陸の探検をした犬係北村泰一氏は、その著書の中で置いていかざるを得なくなった時の胸中をこう語っています。
『犬たちをクサリにつないだまま、という事態には、どうにもガマンがならなかった。』『これは“気持”である、理屈ではない』
第三次越冬隊に発見されたとき『まるまると太り、まるで小熊のようだった』2頭の黒い大型犬は、警戒していて『恐ろしくて誰も近づけない』状態でした。

 再会


恨まれているかもと恐る恐る近づいた北村氏が名を呼ぶとようやく思い出し、右前足を上げたり、尻尾をふったりしたそうです。
彼らは基地周辺にあった食料や仲間の遺体には手を付けておらず、ペンギンやアザラシのフンを食べていたのだろうと北村氏は推測しています。
愛や希望や勇気というよりは、ただただカラフト犬のたくましさを思い知らされたといいます。
第一次越冬隊が犬を置いて帰国したとき、当事者である隊員たちの行き場のない悔しさも知らず「世論」は批判を浴びせかけたと聞きました。
隊員たちの家には『深夜のいやがらせがあったり、脅迫電話があったりした。』そうです。
一番つらいはずの当事者を無関係の第三者が糾弾するというこの構図は、何か事があると今もよく見かけますが、まったく何をかいわんやです。
愛と希望と勇気の日は、隊員の皆様の苦労がしのばれる日でもありました。
現在、樺太犬は存在していないと言われているため、どのような犬種であったかは過去の資料を見るだけでしか確認はできませんが、南極大陸で隊員と共に仕事を行なっていたところを見ると、おそらく大変忠実で忍耐力のある犬種であったのは想像ができます。
また勇敢な性格をしており、持ち前の丈夫な体を使って厳しい南極大陸での生活を耐え抜いたことでしょう。
また、1年後に迎えにきた隊員に駆け寄った姿を見る限り、大変忠実で義理固い性格をしていたのではないでしょうかとも付け加えられていました。


  ※北村泰一著「南極第一次越冬隊とカラフト犬」教育社刊を参照。『 』内は同著からの引用です。



今朝もまた、全国で新型ウイルス感染者拡大に伴い、緊急拡大宣言都市を広げて発表されたことが報道され、まだまだコロナ禍の収束は程遠い感があります。
我々としては、一刻も早い収束を祈ることしかありません。


これまでに各種災害などで、被災された地域のみなさま


台風や水害で避難されたみなさま


みんなで気持ちをしっかり持ち


ともにがんばってまいりましょう。


復旧に向けても ともに頑張りましょう
  そして
救助・復興・治療にあたってくださる みなさま