メタじいの日常

気が付けば後期高齢者です。孫が6人にもなりました。会うたびに大きくなるのでたのしみです。

「一所懸命」 とは

8 月 13 日(木)    起床 5時1分   薄曇りの空    ムシッと暑い
               気温 24℃  降水量 0mm   湿度 66%
      天気予報     日差しが届くこともあるが、急な雨も  
                                             引き続き厳しい暑さとなる
               熱中症対策を万全に  最高気温 32℃  雷注意報


今朝は、窓を開けると冷気が流れこんできた。
空は青く、雲がいくつもちぎれて浮かんでいる。
窓際に立ち、空気を胸いっぱいに吸い込んだ。


昨日は予定通り健康館へ行ってきた。
入り口に、武田信玄の名言集だと言うプリントがあったので、一枚もらってポケットに入れてきました。


気になったのは、真ん中の言葉でした。
特に、「中途半端だと愚痴がでる」というところです。
よく妻から「愚痴が多い」といわれていたからです。
急に言われて、渋々やったりしていたので、つい愚痴をこぼしながらやっていることがあったのでしょう。


家に帰り、昼食後にポケットからプリントをだして調べてみたのです。

Googleで検索すると、いろいろなサイトが出てきました。
また、いつものようにパソコンの前から離れられなくなりました。

   

以下、「武田信玄名言集」という項目からの抜粋で、興味をひかれた真ん中の名言です。


一生懸命だと、知恵が出る。
 中途半端だと、愚痴が出る。
 いい加減だと、言い訳が出る
》。


武田信玄の言葉として載せてありました。


個人的に違和感をもったのは、「一生懸命」という言葉。
プリントには、始めが「真剣だと」になっていたが、これは写した人がそう感じたことでの間違いだと思う。


信玄のこの言葉は、もともとは、「一所懸命」から出ていたというのです。


「一所懸命」は、中世に主君からもらった一か所の領地を、一族の生活基盤とし、そこに命をかけることを意味ていします。


「一所懸命」は、鎌倉時代以降、武士間で用いられた言葉なのだそうです。


武田信玄は、ご存じのように戦国時代の武将で、1521年生まれで、1573年没。


「一生懸命」という言葉、表現が一般的になったのは、信玄没後の江戸時代からとされていました。
これならわかります。


では、「一所懸命」から「一生懸命」が出たのはいつ頃か?


「日本国語大事典」によれば、もともとは、「一か所の領地で,死活にかかわるほど重視した土地」のこと。


「一か所の所領を,命にかけて生活の頼みとすること。」

「命がけ」に。


これが「一所懸命」なのです。


それが「一生懸命」になったのはなぜか?


「一生懸命」は、江戸時代の浄瑠璃などに多く見られるそうです。


また一生懸命には、引くに引けないせっぱ詰まった状況、瀬戸際との意味がありそうです。


どうも結論的に、「一生懸命」が江戸時代に創作されたものの可能性が高そうですね。


世の中の移り代わりとともに、それが現在まで使われてきているということになります。



そうであるとしても、信玄の残した言葉のように、愚痴や言い訳が出ないように、何事も、中途半端、いい加減をやめ、懸命にしないといけないということですね。


逆にいうと、愚痴、言い訳が出ている間は、まだまだいい加減で、中途半端。


一生懸命ではないのかもしれませんね。



今日もまた、空模様は暑くなりそうな気配です。


まだまだ熱中症にも気を付けてまいりましょう。


特に被災された地域のみなさま


復旧に向けても ともに頑張りましょう


         そして


  災害救助・復興にあたってくださる みなさま