メタじいの日常

気が付けば後期高齢者です。孫が6人にもなりました。会うたびに大きくなるのでたのしみです。

核家族がいいのかなあ

  古い家族制度?
2020年12月22日(火) 
起床 6時23分  気温 0℃  降水量 0mm  湿度 90% 


天気予報  今日も晴れ穏やか  朝は厳しい寒さ  昼は暖かさあり
最高気温 9℃ 北西の風 1m  昼間は気温上がる


今朝 7時40分 撮影 北の空  うす雲が広がる青空
日の出 6時56分    日の入 16時43分 


今朝はあまり寒さを感じなかった。


日の出の時間が過ぎると庭に出てみると、やはり冷たい。
部屋着のままでは耐えられそうもない。


水槽には氷がしっかりと張っている。
霜もおりて、吐く息も白い。
東の空に雲が広がっているので、太陽はまだ見えない。


  山茶花

昨日までの寒さが響いたのか、山茶花も哀れな姿になってしまった。
今日、温かいうちにきれいにしてやろう。


 紫御殿

妻が挿し木しておいた紫御殿は、昨日玄関内へ避難させた。


早々に新聞を取り出すと部屋へもどる。


さて「今日は何の日」かというと、12月22日は、「改正民法公布記念日」でした。
なんだか難しそうな日です。
1947年(昭和22年)の12月22日は、「民法」の第4編と第5編を全面改正する改正法が公布された日です。
その内容は、家父長制の家族制度が廃止され、戸籍が夫婦単位となった日とも聞きました。
家父長制とは、年長の男性によって支配される家族制度で、家族に対する権限が男性たる家父長に集中していました。

  これまでの家族制度

日本国憲法の基本原理に基づいて行われたこの改正は、家・戸主の廃止、家督相続の廃止と均分相続の確立、婚姻・親族・相続などにおける女性の地位向上などが主要な内容でした。
明治政府は、日本を治めるために、政府―府県―区長―戸長―戸主という統制構造を確立し、戸主=家父長はその統制の 末端的な存在として位置づけたのです。
つまりこのような統制構造を通じて家々 までその統制が行き届くようにという考えであったと思われます。
このような統制は明治政府の目標である「富国強兵」の実現のためだが、富国強兵の手段として は「地租改正」と「徴兵制」の実施が必要となり、また地租改正と徴兵制の課題の解決は国民統制 が必要となるのでした。
この国民統制を実現可能にしたのはまさにこの「家父長的家制度」であると考えられます。
長男は家風などを含めて家の相続者として家の存続に欠かせない存在であるので、長男の地位は子どもの中で相対的に高い。
それに対して長男と同じく男であっても、家の存続にあまり必要のない人間であるから金持ちの家では次三男を分家として独立させられる。
できなければ、養子にだすか、残って使用人扱いになってしまう。


戦後になり、個人の自由と平等を無視し、極めて女性差別、さらに個人の幸せを犠牲にする「家父長的家制」の封建性も見逃すことはできないということとなり、憲法の原理に照らして見直されたことで改正されたのです。
これで、日本の家父長制は終わりを告げます。


日本国憲法24条の「家族生活における個人の尊厳と両性の平等を実現する法制度」を守っていないとして、1947年(昭和22年)の改正民法公布民法改正により家制度は廃止されました。つまり、1947年時点で、「法的には」家父長制はなくなりました。


その結果、良いことも悪いことも、現代社会にいろいろな問題が起こっているような気もします。
例えば、家長制度が廃され、妻も所帯主や企業の代表者になれる。
尊属(父母や祖父母)に対する法律上の格差がなくなった。
長男だけが家督・財産を相続したり、独占継承できなくなり、財産が細分化された。
両性(カップル)の合意があれば、両親の許可なく結婚できる。
妻の財産権が認められ、大家族同居から核家族に移行した。
男女・夫婦は、個人として対等の人権が認められるようになった。

男女同権

共働きによって、女性の労働条件が向上し、住宅ブームが起こった。
私有財産が細分化され、税金負担が増し、生活経営が窮屈になった。
離婚が増えた。


メタじいのところも、子どもたちはそれぞれが独立し、後期高齢夫婦だけ残ってしまい、家や屋敷などをどう始末しようかと考えるこの頃となりました。

 高齢者夫婦

自分のことは自分で始末できるうちはいいのですが、段々と出来ることが少なくなってきて、今まで通りにできません。
こうなると、頼るべき人が決まっているということはすごく心が安らぎます。



これまでに各種災害などで、被災された地域のみなさま


台風や水害で避難されたみなさま


みんなで気持ちをしっかり持ち


ともにがんばってまいりましょう。



復旧に向けても ともに頑張りましょう
         そして
救助・復興・治療にあたってくださる みなさま