メタじいの日常

気が付けば後期高齢者です。孫が6人にもなりました。会うたびに大きくなるのでたのしみです。

弘法さんお接待の準備

  令和2年4月14日わが自治区の深見町で『弘法大師祭=おせったい』があります。
 「おせったい」は、真言宗の開祖・弘法大師空海が入寂(にゅうじゃく)した承和(しょうわ)2年(835)3月21日を縁日として、その偉業をたたえ、平和と繁栄を願う祭りといわれています。今年は旧暦の3月21日を新暦に合わせて、4月13日に実施するのです。
 自治区の弘法山に弘法大師像を安置したほこらを88か所に建てて、一回りするようにして「おせったい」をしています。お参りに来る地域の人々にごちそうや駄菓子などを振る舞います。
 私が小学生の頃は、「お参りしただけでお菓子が貰える行事」って認識しており、学校から帰ると一目散に弘法山へいったものです。


 空海さんは、宝亀5年(774)讃岐の国(香川県)で生まれました。修行をし悟りを開いたときに目にしていたものは、空と海だけであったことから、「空海」と呼ばれるようになったと伝えられています。延暦23年(804)遣唐使の留学僧として唐に渡るにあたり、航海の安全を祈願して宇佐宮にお参りしました。また、弘仁14年(823)には、空海に教王護国寺=東寺が与えられ、八幡神が勧請されました。承和2年に入定しましたが、その入定は死ではなく、今も高野山奥の院御廟で禅定を続けているとされているそうです。