メタじいの日常

気が付けば後期高齢者です。孫が6人にもなりました。会うたびに大きくなるのでたのしみです。

日本は自然のリズムで成り立っていた

二十四節気は、立春から始まり、春分、夏至、秋分、冬至の4つの時期に春夏秋冬それぞれの盛りを迎え、大寒で締めくくられて1年となっています。
これは日本の四季をまともに表していると思います。
そして、それぞれの季節のはじめをそれぞれのできごとをそのまま名前にしています
「夏至」の初候は、七十二候「乃東枯(なつかれくさかるる)」の5日間となります。
乃東とは「夏枯草(かこそう)」の古名で、うつぼ草のことを指しているとのこと。
早春に芽を出し夏至の頃に枯れることから、夏枯草と呼ばれることになっているようだ。
木々の緑がいっそう深まり夏の花々が勢いよく咲き誇ろうとするこの時期に枯れる、というのがうつぼ草の特徴だそうです。
唇のような形をした紫色の花が咲きます。
花の大きさは3cm~8cmほど。

    (この絵ハガキは、ブログより無断で借用 )

日当たりのよい山野の草地や道端など、日本の各地に生育する。
漢字で「靫草(ウツボグサ)」と表記し、花の形が、弓矢を入れる武士の用具である“靫(うつぼ)”に似ていることから、この名前がつけられていようだ。

夏枯れした「ウツボ草」の枯れた穂


このうつぼ草は一足先にその花を枯らしますが、枯れた穂は、利尿剤、うがい薬などにも用いられます。
また、葉も打撲などの傷の治療にも利用できるようです。
七十二候は、花や鳥や草木や自然現象に目を向け、田植えや稲刈りの時期など農事暦ともなっている。
そして、桃の節句や端午の節句、彼岸、八十八夜、入梅、土用など今の暮らしにすっかりとけこんでいる。
しかし、若い世代の息子や孫の核家族には、少しずつではあるがこの感覚がうすれているようにもみうけられる。
生活環境のせいでしょうか。
それとも・・・
いずれにしても、高齢者にはそう見えてしかたがありません。


花言葉は、「優しく癒す」です。
しっかりとかみ締めたいことばです


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