メタじいの日常

気が付けば後期高齢者です。孫が6人にもなりました。会うたびに大きくなるのでたのしみです。

縁起とは心の弱さをかたちにした・・

梅雨空から一転して上天気になりました。
しかし蒸し暑さがあります。

我が家の庭に多数植えられているナンテンが花盛りです。
花が散り実がなり、赤く色づくととてもきれいです。
小鳥たちが喜んでついばみにきます。


残された実のついたナンテンは、正月用の飾りにもつかわれます。
なぜ、ナンテンが庭木として植えられているかというと、縁起のいい木ということを親から教えられてきました。


農家だけでなく一般の一戸建ての家庭にも、多くで利用されている庭木です。


我が家には、この他にも縁起のいい木と言われて木が昔から植えられています。


一例を紹介します。
〇ナンテン(南天)・・難を転じるということばの語呂合わせ
      裏鬼門に当たる南西に主に植える
〇ひいらぎ・・トゲトゲとした葉から邪鬼を退けると信じられている
       表鬼門にあたる北東に植える
〇クロガネモチ・・「金のなる木」として繁栄を意味する
〇センリョウ・マンリョウ・・「金のなる木」として繁栄を意味する
〇松・・冬になっても緑色の葉っぱを持っていることから「長寿」の象徴
〇竹・・勢いよく真っ直ぐ上に伸びることから、「繁栄」の象徴になっている
〇梅・・春の訪れをいち早く教えてくれることから、「喜び」の象徴になっている
ネットで調べてみると、外国にも縁起のいい木がありました。
月桂樹(ローリエ)・・勝利や栄光を象徴する樹木として愛されています。
サンショウ・・葉が持つ強い香りは、邪気を払う魔除けとし、中国では、多数の実をつけることから子孫繁栄につながる縁起の良い木とされています。
オリーブ・・ヨーロッパではオリーブの小枝を玄関に飾ると魔除けになるとの言い伝えがあるそうだ。


昨年、ラグビーの世界大会が日本で開催されたことで、ラグビー熱が上がっていました。
その時、五郎丸選手のルーティンという言葉をよく聞きました。
これも、良い結果につながるための準備的な行動を「縁起を担ぐ」ということで表現したものでしょう。
初夢で、「一富士二鷹三茄子」を見ることができれば縁起が良いと言われますが、何か起きたことに対して、その次の出来事の良い・悪い結果を暗示していると考える場合など「縁起」という言葉が使われています。
いずれも、縁起というのは我々人間の心の弱さを表現している言葉ではないのでしょうか


   コロナ感染症の拡大阻止にご尽力の皆様ありがとうございます。