メタじいの日常

気が付けば後期高齢者です。孫が6人にもなりました。会うたびに大きくなるのでたのしみです。

大判 小判 が ざくざくと・・・

これはコバンソウです。
我が家の周りにびっしりと生えています。
子どものころには見られない植物でした。
なぜ、我が家に増えたのだろうか・・・・。
その原因は、メタじいにあります。
大学を卒業し、5年ほどしたころ、職場の仲間と北陸へ親睦旅行に出かけたとき、とある道端にめずらしい植物を見つけたのです。
それがコバンソウだったのです。
大切に根から引っこ抜き、ビニルに包んで持ち帰ったのです。
帰るとすぐに鉢に植え替えて、大事にそだててきました。
当時は、庭にサツキの盆栽を始めた頃でした。
その棚に一鉢だけのコバンソウを飾ってながめていたのです。
一年草であったために、次の年には生えてきませんでした。
それで、しばらくは忘れていたのです。


そのうちに、我が家の周りで目立つようになってきました。
種ができ、風で飛ばされたものが、広がってきたようです。
畑、道端、荒地などに見られ、日当たりのいいところを好んで繁殖しています。
アスファルトの割れ目にも生えているのです。


日本では雑草として見られるもののひとつになっています。
草丈は10~40cm程度です。
茎は直立し、葉は細長く、長さ5~10cmで毛がなく縁色です。
穂のひとつひとつが少しふくらんで厚みがあり、たしかに小判です。


和名のコバンソウは、これを小判に見立てたもので、
別名にタワラムギがあり、これもふくらんだ小さな穂の形を俵に見立てたものだそうです。
事典で調べてみると、ヨーロッパ原産で日本には明治時代に観賞用に導入された帰化植物だそうで、世界中の温帯地域に分布するそうです。