送り火を焚(た)く
8 月 16 日(日) 起床 6時6分 真っ青で曇のない空 ムシッと暑い
気温 25℃ 降水量 0mm 湿度 68%
天気予報 夏の強烈な日差しが注ぐ 引き続き厳しい暑さ
屋外活動禁止 熱中症対策を万全に 最高気温 36℃
今朝は、窓を開けると澄み渡った青空が一面に広がっていた。
青い空には、雲ひとつない。
我が家は神道です。
神道でもお盆行事は行われています。
祖霊舎
神道(しんとう)では、故人や先祖の御霊(みたま)はその家の守護神となり子孫を守るといわれています。
故人や先祖の御霊を祀る祖霊舎(それいしゃ)は、御霊舎(みたまや)ともいわれ、仏式の仏壇に当たるものです。
仏壇に比べると、木肌を生かした清楚な造りとなっています。
まずは先祖をお迎えするために、お墓の掃除と家の中や外周を掃除し、 祖霊舎やお供えを乗せる祭壇を作りお盆の準備をします。
祭壇の形式は、段でも、広い卓台でも特に問題はありません。
13日までに、祭壇に飾る必要なものを用意しておき、午前中に、お供え物などを祭壇に飾ります。
祭壇や精霊棚を用意してから、ご先祖様の墓参りをします。
お盆入りの13日の夕方には、家に戻ってくる祖霊(先祖の霊)が迷わないように、自宅の門前で迎え火を焚き、ご先祖さまをお招きします。
お供えするものは、
・さかき (一族の繁栄(「さかえる」)を願う)
・ご神酒 (「いのち」の「ね」である「いね(稲)」から採れるもの)
・米 (大地の恵みの代表)
・塩 (海の恵みの代表)
・水 (すべての生き物の命の源)
・ローソク (聖域を清める炎)
・鏡 (心の中の神を映し出す)
の基本7点です。
神道のお盆の祖霊には、四日間は三度の食事も家族と同じものを供え、家族も本来は生臭さを避けた精進料理をいただきます。
今日16日の夕方には、祖霊があの世に無事につくようにと願いをこめ、家の門前で送り火焚きをし、精霊棚や祭壇を片付けて、ご先祖様の霊をお見送りします。
一般にお盆とは、盂蘭盆(うらぼん)の略語とされ、あの世で苦しんでいる死者を供養し救う仏教行事とされています。
お盆は仏教の行事と思われがちですが、先祖供養の儀式は日本に古代からありました。
祖先崇拝、または祖霊信仰と言って、亡くなった祖先が生きている我々の生活に影響を与える、または与えることができると考える信仰です。
古代日本では神道の方式でご先祖の供養をしていたのですが、奈良時代に仏教が伝来してから、仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)と神道の先祖供養と混同して、今の形になります。
江戸時代になり、幕府が庶民の先祖供養を仏式にする檀家制度を作ったために、お盆も仏教のみの行事と誤解されたまま現在に至っています。
実は日本のお盆とは、仏教の「先祖供養」と神道の「祖先崇拝」が混ざり合った行事なのだそうです。
この祖先崇拝がまさに、日本の民族宗教であり日本固有の信仰である神道の考え方であったのです。
神道でなくても、日本人の毎日の生活の中に「祭礼」や「七五三」といったように、神道の行事が自然な形で入り込んでいます。
今日もまたまた、暑くなりそうな気配です。
まだまだ熱中症にも気を付けてまいりましょう。
被災された地域のみなさま
復旧に向けても ともに頑張りましょう
そして
災害救助・復興にあたってくださる みなさま
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